久々のブログポスト。数日前、CEOが「SNS is DEAD」という内容をツイートしていたのですが、今回は私もSNSについて思うことを自分の経験を含めて書いてみます。

手間がかかる時代

今から約20年ほど前、日記猿人というコミュニティサイトが存在しました。

日記猿人は、ホームページで日記を公開しているユーザーが登録するコミュニティサイトで、ユーザーが自分のホームページを更新したら日記猿人でその更新報告をするという仕組み。結構アナログでしたね。

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(引用元:Internet Archiveより)

日記猿人には、更新された日記のタイトルがずらりと並んでおり、そのタイトルをクリックすると、日記を書いている人のホームページに飛んでいきます。ユーザー数は私が参加していた当時、数千〜一万人程度。

更新リストをパラパラと眺め、いつも読んでいる日記を見つけるとタイトルを見るだけで、つながっている感が得られたものです。

手書きのHTMLをコツコツ更新してはアップロードして更新報告。今思えばなかなか手間に思えることでも、ネットを通じて多くの人とつながれるというワクワク感からがんばって続けていたように思います。

何気ないつぶやきは届かない

2000年以降、インターネットユーザーが増えるにつれ、2chなどの巨大掲示板、mixiなどのSNS、ブログなど、ユーザーが発信できるサービスが多く生まれました。

現在では、Twitter、Facebook、Instagram、Youtube、Snapchatなど情報発信の手段は数えきれないほど存在します。

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多くのユーザーが集まる場所で、さまざまな方法で発信を行えるようになったことは素晴らしいものの、反面、価値のある発信を行わないと、一瞬で膨大な情報に埋もれてネットの海に消えてしまう状態になりました。

「いい天気」「お腹すいた」「仕事中」など、単純に自分の今をなんとなくポストしてみても、相手がSNSで大量の情報を浴びている場合、相手の眼に入るかどうかは運次第といえるでしょう。

今を伝えたいだけ

「今を友だちにシェアしたい」「友だちの今を知りたい」

こんな目的のために、FacebookやTwitterへのポストを通じて近況を互いにシェアするのってオーバースペックなんですよね。使い込んでいくうちによくわからないニュースや記事に埋もれて大事な友だちの本当の様子がすぐにわからない。SNSの本来の目的はなんだったんだろう。SNS is DEAD。

そして、相手がSNSで情報発信をしていない、でも相手の近況も知りたい。そんな場合は結局、「久しぶりだね。元気?」「今、何してる?」などと直接声をかける必要があるわけです。

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「LINEでグループを作って好きな人にだけメッセージ送れば?」という声をもらいそうですが、既読スルー問題のように勝手にレスポンスを期待されてしまうとそれはそれで辛い。そっとしておいてあげて。

発展途上

場所や状況に囚われず、かつ行動しながらでも相手に今を知らせることができる、そして知ることができる。何もせずに安心して自分の今を伝えられる。

ネインでは、そんな世界を作りあげようと日々取り組んでいるところです。まだまだ発展途上ですが。

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今年の夏ももうすぐ終わりそうな気配ですが、秋になってからも我々の取り組みでコミュニケーションを進化させていきますので。どうぞお楽しみに。

以上、Taishiからでした。


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