洗濯機をコネクテッドにする試作をしたのでその紹介をしたいと思います。

今我々は「アシスタント x IoT 」というテーマである空間における便利なサービスを検討しています。幾つものアイデアが出ましたが、その中の1つがこの「洗濯機」にまつわるサービスです。このテーマで検討が始まった当初から弊社のCEOがかねてより洗濯の終わったことを教えて欲しい!と訴えており、じゃあ作ろう!というのがキッカケです。
聞くところによると、洗濯していたことを忘れ何度もやり直しした経験があり、そんなことを教えてくれる洗濯機はSHARPなどにもあるが高いとのこと。確かに終わった後の合図音だと聞いてなければいつ終わったか実際に見に行かないとわからないですよね。

まず洗濯機の動きを検出するために今回はIntel Edison*を利用しました(高価💦ですがこのために購入したのではなく以前から持っていたので調査も兼ねて使ってみました)

* Intel Edison: SDカードサイズのIoTを視野に入れた超小型コンピュータチップ。(オフィスでの実験光景)

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* 洗濯機に貼り付けた三軸加速度センサーをこのEdisonに接続して洗濯機の動体検出を行います。

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Edisonで検出した状態(動作中/停止中)はBluetooth Smart (Bluetooth Low Energy)の技術を使ってスマートフォンに通知されます。

実際の使用イメージとしては、洗濯機を登録しておくと近辺(家の中ほどの範囲)にその洗濯機があると状態が変わった時に通知してくれたり、見に行かなくてもスマホから今洗濯中か確認できるという感じになるでしょうか。さらにアシスタントとしてはユーザーが忘れていないかを判断してリマインドしてくれる、ということまでできると思います。

課題としては振動のパターンがバリエーションがかなり多いということ。

  • 洗い・すすぎ・脱水の違い
  • メーカーやモデルの違い
  • 洗濯量の違い

洗濯機のパターンを学習して判断するといった解決策も考えられますが、まだ他により合理的な方法がありそうです。実験!実験!!

今回の検討では洗濯機をテーマにEdisonの使い方を知ることができました。
NAINではアシスタントになりそうなアイデアを実用的・技術的な見地で色々と検討しています。
# 洗濯機もCEOの念願(?)ですのでNAINの1サービスとしていずれはリリースできればいいなと。

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