先日、久々に会った友だちとゼビウスやらファミスタやら、大昔のファミコン談義を交わしていました。
当時の私はゲームの鬼と化しており、ハドソンのゲーム大会を荒らしたり、幻覚が見えるまでドラゴンクエストを何十時間もプレイしていたりとかなりのゲームオタクでした。

IMG_5966(新宿8bit cafeにて)

当時の状況と今の生活を比べると、「何日も長時間夢中になってゲームにハマりこめることはもうできないだろうな」と思います。時間に余裕のある学生さんや、社会人でも体力と時間のある方はその限りではないでしょう。ただ、スタートアップで働き、かつ家族もいる私の現状ではなかなか難しい。時間の制約が子供の頃と今では違いすぎます。

小分けで使われる時間

インターネットが一般家庭で使えるようになり始めた当初、夜23時から始まるテレホーダイというサービスに接続し、ようやくインターネットが使える状態でした。「決まった時間、決まった場所」で使っていたインターネットが、今やスマホのおかげで、「歩いているとき」「電車に乗っているとき」「会話の途中でちら見」などのように、行動と行動の隙間を埋めるように使われるようになりました。

また、今までメールでおこなっていたやりとりがメッセンジャーでの短いテキストのやりとりに置き換わってきたように、時間の使われ方も細分化されてきたように思います。

時間の制約

どこでも使えるスマホとそのアプリのお陰で、コミュニケーションの機会は当然増えましたが、実際のところ、情報を吸収する人間の能力と一人一人に与えられた時間はほぼ変わっていません。いくら手軽にメッセージを送りあえるようになったからといって、コミュニケーションできる量には限界があります。では、このような限界を超えて、さらに人々のコミュニケーションを進化させていくにはどうしたらよいか。私的には「人と環境から得た情報を自動で解釈し、相手にとって最適のタイミングで届けられるか?」がカギになると考えています。

人の意思を直接理解して環境を変えていく

ここで、気になったニュースをいくつかピックアップ。

『「脳波で制御するアプリ」、IBMとゼロックスが予測 CNET Japan』http://japan.cnet.com/news/business/35070130/

『IoT端末稼働台数、2014年は5億5700万台–2019年に9億5600万台に:IDC調査 – ZDNet Japan』
http://japan.zdnet.com/article/35069909/

『Appleは人工知能と機械学習関連のエンジニアの採用を強化する予定 | TechCrunch Japan』
http://jp.techcrunch.com/2015/09/08/20150907apple-reportedly-staffs-up-machine-learning-team/

人と情報をつなぐインターフェースが多様化する一方で、人の意思と周囲の環境をどれだけダイレクトに結び付けられるかが重要視されてくるでしょう。

人間の意志を瞬時に解析し、その人の行動環境を最適化するテクノロジー。ホームオートメーションならぬ、「行動環境オートメーション」とでも呼んだらよいでしょうか。ネインでもそういう世界観をじわじわ実現していければなと思います。

以上、Taishiからでした。

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