1. アップルウォッチ × コミュニケーション

日本生まれの絵文字という文化が、アップルウォッチというプラットフォームに適している、という記事。腕の小さなスクリーンに表示されるべきは、文章よりも瞬時に内容が伝わるもの。さらに肌に伝わるタップや鼓動の振動によってより人を近くに感じられる。

スマートウォッチ時代が普及すると、そういったコミュニケーションが当たり前の時代になります。ポケベルからスマホに進化した様に、スマートウォッチの先にはOculusの様なもっとリアルな世界が広がると思います。まず数年は、スマートウォッチによる新しいコミュニケーションが若い世代からどんどん広がっていくと考えます。

●(手前味噌ですが、、)気持ちや状況を“振動”で伝えるスマートウォッチアプリ「Nain」

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http://japan.cnet.com/news/service/35062268/

●絵文字はApple Watch上で交わされるコミュニケーションの未来だ
http://thebridge.jp/2015/03/the-emoji-is-the-future-of-texting-on-the-apple-watch

2. ファッションブランドがテクノロジーを売る時代に

これまでちょっと頑張ってボーナスを貯めて、いい時計を。と考えていた層がApple Watchを買うようになる。そうなると困るのが、高級時計ブランド。
今まさに忙しく仕事をバリバリこなしているビジネスマンは、普通のステータスのある時計よりも、仕事効率性の高いスマートウォッチを買った方が確実にできる男になれる。むしろ持っているかどうかでデキる男かどうか、スピード感のある男かどうか、が一瞬で見極められる。(リッチか、ステータスがあるか、どうかはどのモデルを買っているかで決まってきますが。)

レコードとSpotifyの様にアナログ感とデジタルが共存する様に、一瞬スマートウォッチが幅を利かせ、ゆるやかに共存する時代になっていくのではないでしょうか。

●タグ・ホイヤー+インテル+グーグルがスマートウォッチを発売へ
http://wired.jp/2015/03/20/intel-google-tag-heuer-smartwatch/

●グッチとwill.i.amが「スマートバンド」でコラボhttp://wired.jp/2015/03/23/william-gucci-smartband/

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http://www.guccitimeless.com/en/news/2015/03/19/gucci-timepieces-and-the-founder-and-ceo-of-i-am-will-i-am-announce-special-partnership-for-the-development-of-innovative-wearable-device-concept-at-baselworld-2015

3. ファッションとしてのスマートウォッチ

身に付けるものは、ファッション性、さらにステータス性がないといけない(Google Glassの勢いがないのはおそらくこれがないからでしょう)。どこでもパーソナライゼーションは重要だ、という声はよく聞きますが、ファッションこそそれの最たるもの。

デザインや値段といったところで、いかにファッション性を持たせることができるか。一方で、ポケベルや携帯がそうであった様に、一見ファッション性がないものであっても女性に好まれ、それがステータスに変わっていく。ファッションとステータスの繊細なバランス感覚、それがおそらく、現時点で興味のない70%の人々をどんどん振り向かせていくと思われます。

●1,300万円超の高級Apple Watchが登場した。心理的パフォーマンス、つまり見栄という「心の満足」に貢献するパリスヒルトン型の欲望だ。人の欲望には限界が無い。
http://sakainaoki.blogspot.jp/2015/03/1300apple-watch.html

●「ファッションではない」「大きいなりのかわいさもあるのに考えられてない」 続・ウェアラブルに辛口な女性たち
http://healthcare.itmedia.co.jp/hc/articles/1503/27/news045.html

4. Apple Watch による新たな生活

今までの時計は今の時間を知らせてくれる、ただ時計がスマート化することで、いろいろな時間の表現、時間の過ごし方が提供されるようになる。

Apple Watch が必要か、という議論が未だなされているが、着けている人とそうでない人で時間の捉え方、時間の有効な使い方に大きな違いが出てくる。
時間の価値を改めて変えてくれる何か、新しい提案ができるサービスがスマートウォッチの世界では重要な位置を占めてくると考えます。

●余命を表示する「Apple Watch」が登場
http://wired.jp/2015/03/19/apple-watch-face-counts-death/

●A day in the life of an Apple Watch user
http://www.idownloadblog.com/2015/03/21/a-day-in-the-life-of-an-apple-watch-user/

5. ヘッドマウントディスプレーは、ワンセグ的な感覚

スマートウォッチと異なりますが、スマートウォッチで求められるシンプルなユーザー体験は、他のウェアラブルでも十分応用ができる可能性があり、Nain としてもウォッチしています。

ヘッドマウントディスプレーは電車社会の日本では普及スピードが早いのでは?と考えました。

先日電車に乗って着けている方がいたのですが、さすがに恥ずかしくて自分ではできない。その感覚がワンセグに少し近いと考えました。当時、動画を電車で見ていると目立ち、さらに見ているものを他人に見られてしまう、という側面があり、今でも少し抵抗があります。一方で今は録画した映像を電車で見てる、YouTubeを見たり、電車で映像を見ている風景は当たり前のものになっています。

ただ映像を落ち着いて見られる、といった意味では有益性は非常に高い。
みんなで渡れば怖く無い。といった様に、元々便利な道具なので、恥ずかしさを超えて使う人がどんどん増えれば、普通に見られる光景になりそうです。

●試さないともったいない! 「Twonky Beam」アプリを獲得したエプソン“MOVERIO”(モベリオ)のツカイカタ http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1503/13/news007.html

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投稿者: Kentaro Yamamoto

Founder of Nain Inc. 株式会社ネインの代表です。何かしナガラでも情報とツナガルことで、情報の流れを変え、時の流れを変えます。移動しながら、ニュース、天気、メッセージを聴き、返信できるスマートイヤフォン『APlay』を開発しています。