代表の山本です。37signals の CEO が書いた 小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則 を読んで、アウトプットするのが糧になる。またできるだけ書いていこう!と思い立ち、書きたいこともいっぱい溜まってきたため、書いていきます。
最近ネイン、できるだけ開発に集中するようにしているので、比較的静かです。Nain iOSの改善、その先のコンセプト実現に向けたプロトタイプを中心に進めています。
Osaka
先日、大阪に行きました。
大阪といえば、ネインの若手エンジニア、まっちょの故郷でもあり。高校の修学旅行で行ったっきりで。当時はなんとなく好きになれませんでしたが。やはり大人になると興味が変わるので、かなり発見があり、新鮮で楽しめました。
なんとなく大阪に着くと、初めて東京に来た時のような。ロサンゼルス、ロンドンに行った時のような。確立された流れにどう身を任せるか、という緊張感があり。しかも言葉も違う。そこだけ、聞き馴染みのない言葉が交わされている。話すテンポも違う、流れも違う。エスカレーターは右側。
ついつい、自分はOsakaに来た、日本人、って錯覚してしまう。
「おおきに。」と言われて。なんと返していいか、わからなかったので。つい、「はい。」とか言ってしまい。How is it going? とか言われて、good. とかついつい適当に返しちゃうのに近い。一瞬、なんて答えよう?って考えてしまうあの感覚。
その体験を一瞬しただけで、旅で体験するのは大事だな。今年は去年よりも移動量を増やそう。と。
USJ
今回の旅の目的はUSJだったわけで。行った感想としては、今まで、USJのこと全然知らなかったんだな。と気づきました。自分が聞かなかったのか、語るほどのことだと思っていなかったのか、どれも初めて体験するものばかりで。逆にどうだろうなーと期待せずにたまたま時間があって行ったT2とかもあり。綾小路麗華とか、知りませんでしたから。
ガイドブックまで買い、ネットでも検索しましたが。どれも役に立ちませんでしたね。なぜか行ったらどれだけ楽しいか、ということを表現しているものがない。3Dの迫力ある映像アトラクション、とか、言われても何のことかわからない。結局は行って初めてわかったことだらけで。情報って割と役に立たないな。と思った次第です。
そう考えると、ディズニーランドの一つ一つのアトラクションについて、人に語ることってないなと気づきました。なぜか?楽しいことを、表現するのって難しいのか?なぜ好きか、なぜ楽しかったか、経済的にお得な話ではないので、なかなか共感が作れないのかも。
VRジェットコースター
今回のUSJの目当てはハリー・ポッターだったわけですが、正直どうかな?と。ディズニーランドに慣れていると、粗さが見えてしまうので、贅沢って怖いですね。
そこで意外だったのが、きゃりーぱみゅぱみゅで。一時310分待ちとかで。どんなアトラクションか知らなかったので、興味本位で2時間近く並びましたが。Samsung Gear VR を使ったジェットコースターで。おお〜、と思いました。
一方で、エンタメのVRって、完全ベクトルの上だな。って印象を受けました。いわゆる、2D、3D系の流れの。
最近は、IoT、AI、ロボット、VRなどのキーワードが祭られていますが(私たちは大好きだからいいですが。。)。VRという視点で見ると、ゲーム、エンターテイメントはある程度想像がつくので、ファミコンがよりリアルになっていってるだけの感覚を受けました。ファミコンがあり、16bitになってすごい発色に驚かされ、それ以降はもうどんどんリアルになっていって驚くことすら忘れてしまっている状況。そこに近いですね。
VRは疑似体験
FacebookがOculusを買収し、個人の体験がよりつながる時代になっていくのではないか。エンターテイメントではなく、体験の共有という感覚はどうだ。とも考えましたが。
そこは確かに進むと思います。
コンテンツはどんどん必要になるので、コンテンツ制作者、YouTubeのようなインフラ、コンテンツのユーザーインタフェース関係性は変遷し、変わることでビジネスが生まれます。
また学習面でも、それも今までテレビであったものが、巨大なスクリーンで学習できるようになり、VRでよりリアルに学習できるようになる。
ただ、あくまで線の上での進化という感じで。
今までは、エンタメ、体験の共有がVRとして面白い。と感じてましたが。ただそこはあくまで面白さで。
面白さを超えた時代の変化としては、人が動かなくてもよくなる。マトリックス的な生活。というのが、VRが生み出すイノベーションなのかもしれません。
旅の体験
VRが進化しても、旅の体験は置き換わらない。むしろ、ニーズがどんどん高まる。
旅は、旅しようとプランニングし、家を出てから辿り着くまで、いろんな光景を時系列で五感で味わう。
しかもそこには、想像していない事件、予想とは違う出口でキョロキョロしたり、面白い人に出会ったり、突然トイレに行きたくなって探したり。計画にない、クリーンに撮られた映像を疑似体験するだけでは得られない様々なイベントが起こりうる。
移動しやすい環境、そこにはどこでもGoogle Mapを使えたり、翻訳できたり、LLCがあったり。そこからさらに、Uber、自動運転による移動の自動化、ロボットに任せることで余暇ができる、などどんどん旅がしやすい環境がさらに生まれてくる。
人の移動を支え、安全を守る技術、サービスは、さらに求められるようになるんだろうな。
と感じた次第です。
Move!
他にも、大阪に来たら、一様に似たようなメイクになっている。韓国人、中国人、フィリピン人を東京よりも見かける(ような気がする)。東京はやはりビルが多い。グランフロントのLabで体験したり、独自のチェーン店、Panasonicの訴求の仕方など。気づくことはいろいろありましたが。
やっぱり、その土地で体験する、ことが一番刺激的と感じさせられた大阪。
開発を止めない程度に、お金がかからない程度に、旅しないと。
P.S. 春からエンジニアも募集中です。こんな話を毎日している職場で、インターン、アルバイト、正社員、興味のある方はご連絡を。