スマートフォンは人を忙しくする
スマートフォンは、タスクをこなしたい人が、より利便性を求めて成長していったデバイスに見える。
どこでも会社のメールをチェックしたい、という Blackberry が解決していた課題が、他の要素にどんどん拡がっただけに見える。
ちょっとした不便を解消します
iPhone 3GS のキャッチコピー
App Store によって、ちょっとしたことを解消するアプリが増え、ちょっとしたことを解消するサービスが成長し、ちょっとしたことが生活の重要な位置を占めるようになった
Facebook, Twitter のサービスへのアクセシビリティー、Instagram、Snapchat など、セルフィーを気軽に発信したい、ちょっとした暇つぶしとしてのゲーム
ちょっとしたこと = タスク = 仕事 を素早くこなすための道具。逆に言うと、こなせるタスクを増やし続けていっていて、より忙しくなる。
タスクをこなしたい人にはいい道具だが、Blackberry と縁遠い人までタスクに縛られるようになったんだなと。
タスク処理を減らすか、効率的にするか
人の尽きない欲に倣えば、より効率的、快適にする方向に向いている。よりタスクをこなせるように
ただ、スマートフォン以外のユーザーインタフェースで、タスクをこなす世界に変わろうとしている
例えば、Amazon echo
例えば、Apple Watch
https://www.youtube.com/watch?v=ZfoxzHu-OPQ
実際には、iPhone と繋がっています
取り出すというタスクを減らす
ただ、タスクをこなすのではなく、情報の選別という行為が、次のタスクを減らす
ウェアラブルが直接ネットワークと繋がることができれば、タスクを減らせる可能性がある
例えば、Tesla Motors
車自体がネットワークに繋がる
Autopilot で、車を運転するタスクをなくす
または、車のメンテナンスに纏わるタスクを減らす
例えば、GE
テスラがB2Cとすれば、エジソンのGEはB2B
モノが繋がるという領域で世界をリードしている
産業でアナログでやっていたことをセンサーネットワークに置き換えていく
AI が職を奪っていくと言われるが、むしろ、AI をつなぐネットワークを構築する企業、Ciscoかもしれないし、日立かもしれないしれないし、GE かもしれない、が職のあり方を変えていく
https://www.youtube.com/watch?v=DjK3-A5RgW8
ウェアラブルにこだわる
ネインがここで見ているのはウェアラブルの領域で、モバイルな情報とのインタフェースは結局ハードに行き着く。そこのインタフェースはウェアラブルで代替されていくものが増えるという感覚があるから。
ウォッチしかり、車、産業、ホーム、どこでも活かせる、必要となるのがウェアラブルになる。
最近ソニーの見方の再認識の風潮が出てきている気がしますが、ジョブズの頃の Apple の動き方はソニーっぽい。ソニーもトランジスタ・ラジオから行き、ウォークマンというモバイル化で成長、本田もカブというフットワークの軽い領域で成長。クォリティー x 低コスト というパターンは、新しい領域でこそイケそうな気がしており。
ネインも、戦後のソニーの動き方はすごい意識していますが。日本ならではの動き方で、グローバルに成長していく絵を描いています。