何をすべきかを教えてくれる社会になる

すっかり巷に浸透した「IoT」というキーワードですが、あらためて、ネインが現在取り組んでいるウェアラブルも含め、センサー、人工知能などのテクノロジーが社会をどう変えていくかについて考えてみたいと思います。

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photo credit: Arduino Day 2014 @MUSE Trento by MUSE FabLab via photopin (license)

あなたにとっていいことを徹底的に教えてくれる

上記に挙げたテクノロジーによって社会がどう変わるか?

ひとことでいうと、あなたにとってメリットのある行動を「徹底的に」教えてくれる社会になるでしょう。現時点では、Google Now、AppleのSiriなどの「パーソナルアシスタント」が有名ですが、さらにその先を想像してみます。

具体的な例

  • 目標達成アシスタント。あなたの周囲の人も協力者として自動で巻き込んで目標達成に対しての行動を促してくれる
  • 行動指針アドバイザー。身の回りの状態、人間関係、住んでいる場所、社会状況などから判断して、自分が何をするのがベストか教えてくれる
  • 購買アシスタント。欲しいものがあるが消費欲を満たしたいだけで買う必要がない場合、「買うべきではない」とハッキリ教えてくれる
  • 貢献レコメンド。時間が余っていてやることがないとき、誰の役に立てるか、具体的な行動を教えてくれる

企業の評価基準が変わる

サービスを提供する企業にとって、「売上」「利益」も当然大事ですが、「ユーザーと社会に幸福をもたらすためのテクノロジーを活用しているか」というのが企業の評価基準として使われてくるでしょう。

センサーによりすべての行動が取得される

ユーザーに何かをレコメンドするには、その分析の元となる情報が必要です。ブラウザのCookieを使ったWebでの行動履歴、アプリの利用ログ、SNSのグラフ情報などに加え、今後はウェアラブルデバイスからの行動履歴、位置情報、身体情報、気温、光などが分析対象データとなってきます。

仕事柄注目しているせいもありますが、ここ数年で本当に多種多様なセンサー情報を目にするようになりました。

[参考] センサー デバイス – Google 検索http://goo.gl/vUSOS9

次々と世に生み出されているこれらのセンサーデバイスが人々の行動を収集し「ビッグデータ」というキーワードにつながっていくわけです。(今さら感はありますが)

Appleは身体情報の取得にも積極的に取り組み始めていますね。

[参考] Apple – iOS 8 – ヘルスケア https://www.apple.com/jp/ios/whats-new/health/

最初は限られた範囲になると思いますが、将来的にはこんなレコメンドを受け取れるようになるかもしれません。

  • 「今日はコレステロール値が平常時より高い。野菜を100g食べなさい」
  • 「筋肉量が落ちているので、隣を歩いているおばあさんの荷物を信号まで持ってあげなさい。(通勤途中)」
  • 「会社での仕事が体にかなり負担を与えています。3日間の休養を取りなさい。」

などなど。

ゆくゆくは、脳内の分子レベルで物質の動きをセンサーで捉えられるようになり、さらに詳細な健康状態や思考を分析した上でのレコメンドが生まれることになるでしょう。

[参考] 神経伝達物質と性格 – NAVER まとめ – http://matome.naver.jp/odai/2139856780475505301

人々の利用するインタフェースが変化する

ユーザーがレコメンドを受け取る方法ですが、今後はウェアラブルデバイスがじわじわと活用されるようになるでしょう。 現在ほとんどの人が所有しているスマホは情報の視認性に優れたデバイスですが、シンプルな情報を受け取るにはオーバースペック気味な感があります。

シンプルな情報を受け取ったりコミュニケーションを行う際、シンボル・振動を利用した意思疎通ができるスマートウォッチを使えば、多くの時間浪費を抑えることができます。

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スマートウォッチ向けメッセンジャーアプリを作っている我々がいうのもなんですが、体に装着するウェアラブルデバイス自体も将来的には不要になる可能性があります。人の体内に何らかのデバイスを埋め込み、それを通して感情や思考に関する情報が脳に通知されて届けられればよいわけですから。

映像が必要とされる場面では、プロジェクションマッピングの技術が手のひらサイズや、コンタクトレンズの大きさで実現されていくでしょう。

『グーグルの「カメラ内蔵コンタクトレンズ」が可能にするもの « WIRED.jp』http://wired.jp/2014/04/16/google-contact-lenses-cameras/

これに加えて、モーションジェスチャーがさらに進化して組み合わさると、スマホの実体そのものが不要になってもおかしくありません。

Nainが取り組んでいくこと

今月、世に登場するApple Watchがみなさんの生活に浸透してきた段階で、ようやく上記で述べた社会の変化が始まると考えています。

Nainでも、「人々の行動を最適化するための基盤をつくる」ことを目指し、社会を変える取り組みを行っていきます。 現在は、ウェアラブルメッセンジャーアプリ(Nain Wearable Messanger)の構築に注力していますが、同時にこれまで挙げた変化を実現させるための技術的な準備も始めています。詳細なテクノロジーはここでは述べられませんが、それらは今後、Nain Wearable Messangerのバックエンドに反映させていくことになります。

また、IoT時代においては、個人が情報を提供することにより、あらゆるサービスの恩恵を受ける流れが強まると思われます。そうなると、顧客の膨大な情報を扱う企業は、透明性のある誠実な取り組みが求められるようになります。Googleなどの取り組みはNainでも参考にしていきたいところですね。

[参考]『透明性レポート – Google』
http://www.google.com/transparencyreport/?hl=ja

私自身、Chief Customer Officerとして、何よりも顧客の幸福を念頭においてNainを運営していくことが必須となるでしょう。

触感、時間、ファッション 新しい価値基準: Nain SmartWatch Weekly Briefing (Mar 27)

1. アップルウォッチ × コミュニケーション

日本生まれの絵文字という文化が、アップルウォッチというプラットフォームに適している、という記事。腕の小さなスクリーンに表示されるべきは、文章よりも瞬時に内容が伝わるもの。さらに肌に伝わるタップや鼓動の振動によってより人を近くに感じられる。

スマートウォッチ時代が普及すると、そういったコミュニケーションが当たり前の時代になります。ポケベルからスマホに進化した様に、スマートウォッチの先にはOculusの様なもっとリアルな世界が広がると思います。まず数年は、スマートウォッチによる新しいコミュニケーションが若い世代からどんどん広がっていくと考えます。

●(手前味噌ですが、、)気持ちや状況を“振動”で伝えるスマートウォッチアプリ「Nain」

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http://japan.cnet.com/news/service/35062268/

●絵文字はApple Watch上で交わされるコミュニケーションの未来だ
http://thebridge.jp/2015/03/the-emoji-is-the-future-of-texting-on-the-apple-watch

2. ファッションブランドがテクノロジーを売る時代に

これまでちょっと頑張ってボーナスを貯めて、いい時計を。と考えていた層がApple Watchを買うようになる。そうなると困るのが、高級時計ブランド。
今まさに忙しく仕事をバリバリこなしているビジネスマンは、普通のステータスのある時計よりも、仕事効率性の高いスマートウォッチを買った方が確実にできる男になれる。むしろ持っているかどうかでデキる男かどうか、スピード感のある男かどうか、が一瞬で見極められる。(リッチか、ステータスがあるか、どうかはどのモデルを買っているかで決まってきますが。)

レコードとSpotifyの様にアナログ感とデジタルが共存する様に、一瞬スマートウォッチが幅を利かせ、ゆるやかに共存する時代になっていくのではないでしょうか。

●タグ・ホイヤー+インテル+グーグルがスマートウォッチを発売へ
http://wired.jp/2015/03/20/intel-google-tag-heuer-smartwatch/

●グッチとwill.i.amが「スマートバンド」でコラボhttp://wired.jp/2015/03/23/william-gucci-smartband/

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http://www.guccitimeless.com/en/news/2015/03/19/gucci-timepieces-and-the-founder-and-ceo-of-i-am-will-i-am-announce-special-partnership-for-the-development-of-innovative-wearable-device-concept-at-baselworld-2015

3. ファッションとしてのスマートウォッチ

身に付けるものは、ファッション性、さらにステータス性がないといけない(Google Glassの勢いがないのはおそらくこれがないからでしょう)。どこでもパーソナライゼーションは重要だ、という声はよく聞きますが、ファッションこそそれの最たるもの。

デザインや値段といったところで、いかにファッション性を持たせることができるか。一方で、ポケベルや携帯がそうであった様に、一見ファッション性がないものであっても女性に好まれ、それがステータスに変わっていく。ファッションとステータスの繊細なバランス感覚、それがおそらく、現時点で興味のない70%の人々をどんどん振り向かせていくと思われます。

●1,300万円超の高級Apple Watchが登場した。心理的パフォーマンス、つまり見栄という「心の満足」に貢献するパリスヒルトン型の欲望だ。人の欲望には限界が無い。
http://sakainaoki.blogspot.jp/2015/03/1300apple-watch.html

●「ファッションではない」「大きいなりのかわいさもあるのに考えられてない」 続・ウェアラブルに辛口な女性たち
http://healthcare.itmedia.co.jp/hc/articles/1503/27/news045.html

4. Apple Watch による新たな生活

今までの時計は今の時間を知らせてくれる、ただ時計がスマート化することで、いろいろな時間の表現、時間の過ごし方が提供されるようになる。

Apple Watch が必要か、という議論が未だなされているが、着けている人とそうでない人で時間の捉え方、時間の有効な使い方に大きな違いが出てくる。
時間の価値を改めて変えてくれる何か、新しい提案ができるサービスがスマートウォッチの世界では重要な位置を占めてくると考えます。

●余命を表示する「Apple Watch」が登場
http://wired.jp/2015/03/19/apple-watch-face-counts-death/

●A day in the life of an Apple Watch user
http://www.idownloadblog.com/2015/03/21/a-day-in-the-life-of-an-apple-watch-user/

5. ヘッドマウントディスプレーは、ワンセグ的な感覚

スマートウォッチと異なりますが、スマートウォッチで求められるシンプルなユーザー体験は、他のウェアラブルでも十分応用ができる可能性があり、Nain としてもウォッチしています。

ヘッドマウントディスプレーは電車社会の日本では普及スピードが早いのでは?と考えました。

先日電車に乗って着けている方がいたのですが、さすがに恥ずかしくて自分ではできない。その感覚がワンセグに少し近いと考えました。当時、動画を電車で見ていると目立ち、さらに見ているものを他人に見られてしまう、という側面があり、今でも少し抵抗があります。一方で今は録画した映像を電車で見てる、YouTubeを見たり、電車で映像を見ている風景は当たり前のものになっています。

ただ映像を落ち着いて見られる、といった意味では有益性は非常に高い。
みんなで渡れば怖く無い。といった様に、元々便利な道具なので、恥ずかしさを超えて使う人がどんどん増えれば、普通に見られる光景になりそうです。

●試さないともったいない! 「Twonky Beam」アプリを獲得したエプソン“MOVERIO”(モベリオ)のツカイカタ http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1503/13/news007.html

Nain SmartWatch Weekly Briefing (Mar 20)

美しいモノ→美しく見せるモノ Apple Watch

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www.apple.com

今週もApple Watchに関連した記事が多かったと思います。過去にモノを持つことがステータスだった時代。ステレオ、テレビ、ゲーム機などは持つことで新しい時代を感じ、それがステータスになる時代。現在はスマートフォンは誰でも持っており、クルマも持つことが必ずしもクールではない時代。モノではなくサービスで価値を作ろうという時代。

●Apple Watchは「オート・オルロジュリー」の世界に入った
http://jp.techcrunch.com/2015/03/10/20150309the-apple-watch-enters-the-world-of-haute-horology/

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無形的なものだけではなく、有形的なものにも確実に人は魅力を感じるのは変わらない。改めて、人が惚れ込むモノ、を再認識させる部分を Apple Watchは持っていると思います。

美しいものを持つ、から、自分を美しく見せるモノ。という新しい領域に踏み込むことで、さらに新しいデバイスの時代が生まれてきます。

ビジネス面では、ファッションブランドのエッセンスをテクノロジーとミックスすることで、美しく表現できる価値を提供。さらに、今までは2年に1回の買い替えサイクルだったものが、1年に2回、春夏、秋冬でトレンドに合わせて買い換えることで買い替えサイクルを早め、iPhone、iPad 以上のビジネスに変わっていく可能性があります。

 

Apple Watchでライフスタイルは変わるのか?

Apple Watch がどうライフスタイルを変えていくか、変わらないのか、という議論が増えてきている印象があります。今後スマートフォン中心のサービスから、どんどんIoTやウェアラブル中心のサービスに移行していくことを考えると、今どういった生活体験が考えられるか、どんどんヒントを吸収していくいい機会です。

●5 Ways the Apple Watch is Shaping Our Connected Future
http://www.psfk.com/2015/03/apple-watch-spring-forward-event-future-of-wearable-tech.html

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Apple Watchで変わるライフスタイルを予測
買い物:あらかじめショッピングリストをつくっておくことで、ほしい商品がどこにあるかを店内の現在地から誘導してくれる。またApple Watchで精算が可能になる。
旅:飛行機の情報(遅延、欠航など)をApple Watchに表示し、すぐに通知を受け取ることができる。
人間関係:Apple Watchを使った新しいコミュニケーション。タップ(軽くたたく)心臓の鼓動を、遠くに離れた友達や恋人に伝えることができる。
ライフスタイル:誰もが”生活をプログラム”することを可能にする。たとえば「Apple Watchの操作で家のガレージの開け閉めができる」といった機能を、個人個人がカスタマイズできるようになる。

人がよりシンプルな生活を送ることができる。その可能性をスマートウォッチは引き出してくれます。Project Ara、IFTTTなどプログラムスキルを必要とせずに、生活をプログラムできるツールが増えることで、人、モノのセンサーと組み合わせて各個人個人がより快適な生活を作ってくことが可能な時代になりました。


●HOW THE APPLE WATCH WILL CHANGE OFFICE LIFE
http://www.fastcompany.com/3043533/the-future-of-work/how-the-apple-watch-will-change-office-life

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→Apple Watchは”働く”をどう変えるのか?
「メールやSNSの通知を腕の部分で見れることで、集中力が低下し生産性が下がる」という意見と、「Apple Watchが人間をよりクリエイティブに、生産的に、効率的にする」という意見の両方がある。記事には他にも、スマートウォッチのオフィスでの使い方を示す「新しいポリシー」が必要、キーカードがいらなくなる、プレゼン資料をスマートウォッチで持ち運ぶ、といったことが後半書かれています。

生産性云々といった話は、やはりその上で動くサービスに付随してくるものと思います。生産性の上げ方は人によって異なりますし、上司による監視などもそれをどうコントロールするかはサービスや使うこと次第です。ただ言えることとしては、社員が毎日ただ通知をチェックするだけのためにスマートフォンを取り出す、操作する。その時間を短縮するだけでも、大きな会社では、より大きな効率性改善につながると考えます。

 

どちらが後出しジャンケンか?Android Wearの次の手

GoogleはApple Watchとどう差別化していくのか、あるいは同じ土俵で勝負するのか。Googleのウェアラブル戦略は?

●Android Wear、次期アップデートでWi-Fi対応か──The Verge報道
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/11/news057.html

●元記事 Android Wear will get Wi-Fi support, gesture control in next software release
http://www.theverge.com/2015/3/10/8181069/android-wear-update-wi-fi-support-gesture-control

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Android Wear が Apple の発表を待っていたかの様に発表を行っています。Nain で Android Wear 開発をして思うこととしてはやはり自由度が高いところ。ゲームを作れるくらいビジュアル表現も自由に行うことが可能です。

ハードウェアへのセンサーにアクセスしやすいところが魅力の一つで、そこにWi-Fiが加わることは大きな変化であり、Apple Watch 以上に多様なアイデアを生み出すことができる土壌が広がってきています。

Apple Watch はユーザーが生活をシンプルにすることにフォーカスしています。そのためユーザーが多くのガジェット的なアプリに惑わされることなく、必要な質の高いサービスを体験できます。一方で、Android Wear はテクノロジーを使って新しい発見を自分たちで生み出していける。ユーザーもその体験を楽しみながら新しい発見をしていく。という、これまでの企業としてのスタンスの違いを明確にしているアプローチが、Watch 上でも顕著になっていると考えます。

 

日本からもスマートウォッチで生活革命を起こす!

これから日本をにぎわす、Apple Watchアプリと関連プラットフォーム5選
http://thebridge.jp/2015/03/5-apple-watch-apps-by-japanese-startups

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Nain も紹介されました!現在はα版という位置付けで簡単にバイブレーションでコミュニケーション体験ができるツールを公開しています。1秒でコミュニケーションできる世界をつくるため、人がより近く感じられ、アイコンタクトをするくらい簡単に、数タップでコミュニケーションができる。そんなサービスをリリースに向けて鋭意開発中です。

 

あとがき

SXSWがありましたが、なんとなくMeerkatのニュースが目立っていますが、他はものすごい!というニュースが生まれていない様な印象がありますが現地ではどうだったんでしょう。行ってみたいです。。が、なんとなくSXSWで盛り上がる時代というのは2010年前までがピークで、新しい音楽が生まれ、新しいソーシャルな時代が生まれた。その時代を作ってきたイベントという印象があります。
スタートアップ、時代を作るなら、もっと新しい場、今はむしろ、Tomorrow LandやULTRA、ライゾマティクス x Perfume といった様なもっと尖ったテクノロジーと音楽がムーブメントを作っていく。など新しいムーブメントを作っていないかないといけないのかな。と思います。

スマートウォッチの春がきた – Nain SmartWatch Weekly Briefing (Mar 13)

スマートウォッチの春がきた

3/9 のアップルからの発表で、Apple Watchが4/24 ディストリビューションという具体的なターゲットができて、これからアプリメーカーもエンジンがかかる頃だと思います。

春も近づきこれからアクティブに外に出る機会が増えますし、新生活をエポックメイキングな新しいデバイス、スマートウォッチと始められる5年に1回くらいのチャンスですね。私はインターネット世代、今の20代はスマートフォン世代でした。すでに時代は変化しており、これからの10代、IoT世代が変えていく時代!インターネットがウェアラブルになるスマートウォッチと共に、新しい時代が作られると思うとわくわくします。

1 .Apple Watch

Apple Watch。発表後も賛否両論起きていますが、なぜAppleがWatchを出したか。Tim Cook氏の言葉に集約されていると思います。

「自身の生活のさまざまな部分に、異なるプラットフォームをもちたいと思う人はいません。わたしたちはひとつの、継ぎ目のない種類の生活を望んでいるのです」

生活を俯瞰してみた場合にそれをどう繋げていくか。大きなビジョンを描いて一つ一つ製品を丁寧に出している。そのピースの一つがApple Watchである。という見方を私はしています。

●Apple Watchの成功はすでに約束されているhttp://wired.jp/2015/03/08/apple-watch-is-going-to-be-huge/

●Apple Watchが成功しないわけがない―最初の1月で数百万台は売れるhttp://jp.techcrunch.com/2015/03/06/20150305lets-face-it-the-apple-watch-will-sell-more-than-a-million-units-in-its-first-month/

●「Apple Watch」、北米以外でも4月に発売とクックCEOhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/03/news047.html

2. スマートウォッチ市場が加熱し始めている (機能、デザイン追求型)

一つは王道の機能及び、デザイン視点で新しいウォッチが生まれ始めています。半導体が得意なメーカーからは、いわゆるメーカー的な時計。アナログデザインを得意とするメーカーからは簡単なマイコンとの組み合わせによるライトなスマーターアナログ時計。両方の流れが生まれています。

一方で、Apple Watchは違う軸で時計を捉えており、他のメーカーはマーケットの航海が難しい領域になりつつあると考えます。

●LGの切り札はVoLTE対応のスマートウォッチ――シニア向けの折りたたみAndroidスマホもhttp://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1503/05/news037.html

●Swiss-Made Smartwatch Inspired By Helvetica Fonthttp://www.psfk.com/2015/03/helvetica-font-mondaine-swiss-made-smartwatch.html→スイス発、フォントの「ヘルベチカ」をモデルとしたスマートウォッチ。見た目が従来の時計と変わらないスマートウォッチが増えている印象。

●ウェアラブルの小さな画面に、美しいフォントを描くテクノロジーhttp://wired.jp/2015/03/05/monotype-spark/

 

3. スマートウォッチ市場が加熱し始めている(用途特化型)

一方で、用途を限定したウォッチ。こちらはマーケットは小さいながら確実な需要が見込まれると考えます。これまではGarminなど山登り、スポーツ、など用途を限定したスマートデバイスが出ていました。ただ、スマートウォッチというフォーマットができることで部材も生産ライン、ODM開発体制も整うことから、それらを活かしローコストで用途限定したソリューションがどんどん生まれると考えられます。Xiami、GoProの様な動き方をするプレーヤーも今後出てくる可能性があり、こういった一点突破は、機能やデザイン押しより明確にマーケットを捉えられる可能性があると考えます。

●Swatchのうわさのスマートウォッチはビーチバレー専用の「Touch Zero One」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/01/news022.html

●UnaliWear Watch Gives More Autonomy to the Elderlyhttp://www.psfk.com/2015/03/unaliwear-kanega-watch-wearable-kicktraq-elders.html→高齢者向けのスマートウォッチ。薬を飲む時間をリマインドしてくれる、GPS機能で家までの道のりを教えてくれる、もしものときに人間のオペレーターにつながる、などの機能付き。

4. スマートウォッチ最適のユーザーインタフェース

スマートウォッチという新しいデバイスが出ることで、iPhoneのピンチやiPadのFlipboardの様な新たなユーザーインタフェースがどんどん出てくると考えられます。

Pebble Time はまた大きな注目を集めていますが、一番面白いのが時間軸をベースにしたユーザーインタフェースの考え方。普段SNSでもタイムラインを活用しており、人も時間という軸の中で行動している。スマートフォンとは異なり、スマートウォッチは生活空間の中で大きな役割を占めることから、ある種4次元的なユーザーインタフェースの考え方がさらに生まれてくる可能性があります

●人気沸騰のスマートウォッチにステンレス版登場―Pebble Time Steel、Kickstarterの資金集めで新記録 http://jp.techcrunch.com/2015/03/04/20150224pebble-time/

私もスマートウォッチを使っていてハンズフリーで全てをこなせないか考えたときにこのアイデアは出ました。スマートフォンは片手で利用できるのに比べて、スマートウォッチは両手(正確には腕と、手ですが)を必要とします。その際に、簡単な通知のページめくりなどはこういったジェスチャーでこなすアイデアは新たなユーザーインタフェースとして必要とされると考えています。

●The Anti-Apple Watch is Cheap, Simple and Whatever You Want It to Behttp://www.psfk.com/2015/03/apple-anti-apple-watch-noodoe-smartwatch-wearable-custom.html→「アップルウォッチの逆」がコンセプトのスマートウォッチ「Noodoe」。定価(約1万円)でシンプル。「アップルウォッチがバービー人形なら、NoodoeはLEGO」。詳細はまだわかりませんが、自分でカスタマイズして作っていくもののようです。以下のサイトで、2つほど動画があがっています。http://www.noodoe.com/

5. アプリ

位置を使ったアプリ、といえば、いつもピザの注文が出てきますが。早速出てきました!手早く、さっとできる。というところと相性がいいですね。Uberの配車なども一瞬の操作でできれば、スマートフォンはメールを見たり、SNSのテキストを見たりするために利用し、InstagramやSnapchatが伸びている現状だとウォッチを使ったビジュアルコミュニケーションが増えてくると感じています。

●ドミノ・ピザを注文できるアプリがスマートウォッチ対応に!http://www.mif-design.com/blog/2015/03/03-083747.php

NAINではスマートウォッチ時代のソーシャル、IoTまで入れるとソーシャルを超えてしまうのかもしれませんが、人が1秒でコミュニケーションすることを目指す、スマートウォッチSNSを開発しています。現在αバージョンのため、短期にどんどん進化し続けます。

NAIN official website www.nain.jp
by Kentaro Yamamoto keyzen

Nain Smartwatch Weekly Briefing

1. Apple Watchに市場がざわめく

●腕時計型端末発売1カ月前、アップル来月9日にイベント(Reuter) http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LU23N20150226

Apple Watchが3月9日発表予定とされており、iPod、iPhone の様なエポックメイキンな商品で大きな注目を集めています。これまで時代を変え続けていたアップル、顧客も業界人もクイズの正解を待っている視聴者の様にアップルに釘付けです。

●「Apple Watchは車のキーにもなる」とティム・クックCEO(WIRED) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/28/news014.html

スマートになるWatch、今までスマホに搭載されていたがいまいち不便で活用できなかったPassbookなどの昨日に加え、Apple Pay、鍵などのいわゆる貴重品が一つにまとまる可能性があります。

●大量に市場投入される予定のApple Watch、成功の鍵は他分野との連携可能性(Tech Crunch)http://jp.techcrunch.com/2015/02/28/20150227tim-cook-says-apple-watch-could-replace-your-car-keys-and-thats-just-the-start/

すでにAppleは、HealthKit、HomeKit、CarPlayなどのIoT分野に進出しており、それらのAPIでつながった他デバイス、サービスとApple Watchが有機的に繋がる世界が作られそうです。

●Lunar’s First Apple Watch App Is Part Sundial, Part Time Machine(Fast Company)
http://www.fastcodesign.com/3042954/terminal-velocity/lunars-first-apple-watch-app-is-part-sundial-part-time-machine

デザインファームLunar初となるApple Watchアプリ「Onetime」。時差のある地域の人同士(たとえば北京とサンフランシスコなど)でコンタクトをとるときに、両者にとって都合の良い時間帯を簡単に表示することができる。アプリ経由で連絡をとることも可能。

2. スマートウォッチはすでにバトルが始まっている

●スマートウォッチ「Pebble」の新モデル、Kickstarterで再び大成功(WIRED)
http://wired.jp/2015/02/25/pebble-time-smartwatch/

Pebbleも今だと言わんばかりにApple WATCHのタイミングを狙ってきています。UIとしては非常に面白いアイデアでユーザーエクスペリエンスを第一に考えている作りに伺えます。ただしファッション性といった意味では見たところいまいちです。シンプルが良いのはたしかですが、必要なものが十分揃ったシンプルというものは非常に難しい。

3. 予想以上にウェアラブルは注目されている

●ウェアラブル端末「知っている」人が55.6%、「使いたい」人が20%を超える【MMD研究所調査】(Markezine)  http://markezine.jp/article/detail/22009

これまでネット上でスマートウォッチ、ウェアラブルはそこまで騒がれておいませんでしたが、予想以上に市場は注目をしていたことがうかがえます。

4. ハイテク企業がものすごい注目している Magic Leap が徐々に正体を見せ始める

常に謎に包まれている企業です。

●話題のMagic Leap「謎のARシステム」公開へ(WIRED) http://wired.jp/2015/02/28/magic-leap-reddit/

私の推測ですが、MICROVISIONの様な網膜照射型。目に直接安全なレーザーを当てる設計にすることで、目の前にディスプレーを置いてその映像処理が大変なオキュラスと異なる方向を描こうとしているのではないか。

もしかしたらその方が映像表示部と異なる設計にし、よりコンパクトな設計が可能になる可能性があります。

●謎のウェアラブル拡張現実スタートアップのMagic > Leap、新しいモバイルデバイスでスマホをリプレイスすると宣言(The Bridge)
http://thebridge.jp/2015/02/magic-leap-might-replace-your-smartphone-ceo-says-pickupnews

ヘッドマウントディスプレーは難しい製品ではありますが、快適に使えればすべてのディスプレーに変わるのもになる可能性があります。

よくグーグルグラスは失敗だった。という言葉を受けて日本では、完全にGoogleグラスが終わったと思い込んでいる人が多い印象を受けます。ただし、Googleもそうですしアメリカは失敗は成功の元という文化が日本よりも強いい国。
現在GoogleではiPodを作り、Nestを作った隠れた偉人トニーファデルを中心に次のグラスを作っていると言われています。技術的にも生活の道具としてユーザーエクスペリエンスが高いものとしても、グラスは引き続き注目です。

5. ウェアラブルの新しいアプローチ

ウォッチ以外にもすでにいろいろな身につけ方が提案されています。

●人工筋肉を備えた「スマート衣類」が、車椅子の代わりになる(WIRED)
http://wired.jp/2015/02/26/smart-trousers/

●Wankband: Pornhub’s Foray into Wearable Tech(PSFK)
http://www.psfk.com/2015/02/wankband-pornhub-wearable-tech-porn-charger.html

腕に付けることでエネルギーを生み出すことができるウェアラブル「Wankband」。振動によって生まれるエネルギーを電気に変え、スマホやラップトップの充電に使うことができる。(記事下の紹介動画がわかりやすいです)

Apple が IoTを着々とやっている

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だいたい朝、夜などのリラックスするときに気づき、閃くことが多いです。

今日、Apple が広げようとしている世界を少し理解できたので書いておこうと思います。

Appleが作るIoT

Apple がやっていることは

“iPhone x センサー網 in 日常生活” による、

“iPhone ユーザーのための最高の生活体験” なのかと。

Apple が何か発表すると、ハードウェア、機能で語られることが多いと思います。例えば、Apple Watchは通知見るだけなら必要ない。CarPlayは車載機を買わなければいけない。HomeKitも対応機器を買わなければいけない。など。

ユーザー視点で見ると今そのタイミングに自分にとって必要な最高のものを選びたい。と思うのでどうしても、ああしたい、こうしたい、と思ってしまいますが、iPhone を中心とした UX という視点で考えると、

iPhone を持っていると最高に簡単に買い物できる

iPhone を持っていると最高に簡単に解錠できる

iPhone を持っていると最高に安全にドライブできる

iPhone を持っていると欲しい情報が手に入る

iPhone を持っているとより豊かなコミュニケーションができる

それができる環境を作るために、センサーを生活空間にすべて置いてしまおうというストーリーを描いていると考えられます。

そのストーリー上ではiPhoneはゲームや広告、SNSといったスマートフォンでみんなが使っている昨日はあまり意識しておらず、iPhoneをハブにしてセンサーを活用し、今までアナログだと不便だったことを、デジタル、クラウドで便利にしていく。という世界が描かれていると。

すべてはセンサー

HomeKit はホームオートメーションデバイスのセンサーにつながり

CarPlay は車のセンサーとつながり

Apple Watch は人のセンサーとつながり

iBeacon は店舗のセンサーにつながる

Apple Play は購買行動のセンサーとなる

日常生活で人がよく触れるものとの接点を作りあげているのは現在のiOS8の方向性。

既に生活体験提供のエキスパート

IoTではスクリーン上の体験よりも、物理的なやりとりの体験の方が重要になってくる。

Web上でUIでは表現できない、物理的な表現に卓越する必要がある。

その際にも、コンピュータ、スマホを超え、Apple Store での体験、車での体験などリアル空間での体験について知見が溜まっている会社、つまり Apple がさらに高い価値を提供できる環境があることに気づく。

IoTよりも先にIoTを見据えていた

GEやGM、Coca colaなどの大手企業が M2M をやり、キャリア系もM2Mを拡大しようという動きがあり、徐々にIoTという言葉がバズってきましたが。

OSアップデートやハードウェアの開発期間を考えると、IoTが盛り上がる前から行動に移っていたと思われます。

さらに、その進め方も、あれもこれも、ではなく、焦らずブレず、確実に実行している印象があり、既に Apple はジョブズの会社ではなく、よりすごい会社に変革している印象があります

この種まき、新しいAPIでのユーザー体験のフィードバックが一通りあった上での 2016年、2017年、新しい生活体験をどんどん生み出すプラットフォームができると考えると未来が楽しみです。

最後に

私はCarPlayのプロジェクト、テレマティクスの経験を通じてIoTの広がりに可能性を感じています。現タイミングでは、IoTと人がつながる身近なゲートウェイとしてApple Watchやスマートウォッチの可能性を感じています。

私が経営するNAINでは、人をどうセンスし、生活を変えられるか。という点で様々な実験を行い、アプリ開発を進めており、発信していますので興味のある方は Twitter @keyzen をフォローいただければと思います。

スマートウォッチ無しに未来は語れない

 出会いと確信

起業して何人もの第一線でビジネスやっている方たちと話をして確信したこと。

これからの5年、スマートウォッチをきっかけに大きく社会が変わること。

そういった未来を想像している人たちが、社会を動かす第一線にいました。

その人たちは今の日本に危惧し、日本の良さを引き出そうと考えている人たちでした。

私は学生時代に1996年からインターネットに出会い多くの変化を体験してきました。

ソフト面で言うと一番印象的だったのはGoogleとブログで、ただ情報を受け取るだけだったものが、よりインタラクティブなものに変わったことで大きくWebとの接し方が変わったと思います。

具体的には検索して結果が返ってくる、これが道具として使えるものになったことは大きかった。さらにブログというコンテンツをより多く生成する手段、技術的なフレームワークが整ってきたことが現在のWebサービスのベースになっていったと考えます。

ハード面で言うとやはり印象深いのが2007年でiPhoneによって情報へアクセスするハードルが一気に下がったことで、社会が本当の意味で情報化してきたと考えます。

今でこそアプリ、スマートフォンというキーワードが踊りますが、人を進化させたという意味では、電話、インターネット、メールを一つの端末で使い易い形にまとめあげたことが重要な部分だと考えます。

その意味だとアプリはインターネットの一部で、インターネットのサービスをより使い易い形でまとめるための手法の一つだと私は捉えています。

そういったサービスやハードは、その都度、触れた瞬間に世界が変わることを感じました。

久々にその世界の変化を感じたのが、スマートウォッチです。

スマートウォッチというカテゴリーには既にPebbleを代表にSONY、Samsungなどからも複数のデバイスが市場にあります。私がその中でも未来を感じたのが Android Wear で、さらに Apple Watch を研究していく中でそれが確信に変わりました。

「スマートフォンを使わなければいけない不便」という課題

スマートウォッチで最も魅力を感じたのは、単純なことなのですが、すぐに操作できることです。今までスマートフォンを毎回取り出さなければいけなかったことがスマートウォッチで緩和されます。

逆に今まで当たり前に過ごしていた日常に、新たな不満を感じるくらい、ポケットやカバンから出す、ロックを外す、といった操作の毎日の繰り返しが非常に無駄に感じ、大きな不満を感じるようになりました。

不満があるということはソリューションが求められるということ。私はその不満をすべて無くすことが次の時代を作ることではないかと考えています。

今、スマートフォンを使えば同じことができる、という人がスマートフォンを持たずに、同じことができるPCだけ持ち歩いてはいる。ということはまずないと考えます。

スマートフォンでやっていたことが、スマートウォッチでできれば、いずれはスマートフォンがなくなる可能性が出てきているということです。

下記の予想が立てられていますが、一度体験すると離れがたい感覚は人を十分惹きつける可能性があります。

ウェアラブルデバイスの世界市場規模、2015年には1億台突の見込み【矢野経済研究所調査】

http://markezine.jp/article/detail/21078

ただし、まだまだ普及には課題があると考えます。一般的にはスマートウォッチで起こる体験の変化としては、時短、コンテキストベースのユーザー体験、ヘルスケアなどが挙げられます。

そういった価値は使ったことがない人に機能を説明しようとしてとってつけたようなもので、いずれも顧客がスマートフォンに追加でデバイスを身につけようというモチベーションにつなげるにはまだハードルが高いと考えます。

さらにハード面でも課題が多く、電池、サイズ、重さ、価格など現段階では顧客が納得できるような状況ではありません。デザイン面でもまだまだ改善の余地があると考えます。

いずれも時間が経てば解決されるものなので、どんどん改良を重ねることで予想の数字に近づくのは十分あると考えています。

また、スマートウォッチから導かれる新たなウェアラブルデバイスが出る可能性もあり、全体で人の生活を支えるものになると考えられます。

スマートウォッチが普及すれば、人がさらに進化する

まだまだ普及の課題はありますが、スマートウォッチ、または同様の価値を創出するウェアラブルデバイスがあれば、人はさらに進化する可能性があります。

私はインターネットの黎明期からインターネットを見続けてきて、自分の成長を実感してきました。自らも一流の人と出会うハードルが低くなりましたし、子供の世代はYouTubeで簡単に学習できます。圧倒的に賢い子供たちが今後大人に成長していくと考えられます。

ただし、その成長も人間の時間の制約の中では限界が生まれてきます。PC、スマートフォンに頼っている状況では、画面を見れない時というは完全に何もできない状況になります。

その何もできない状況をウェアラブルデバイスは変えることができ、その体験、市場をリードするのがスマートウォッチになると考えられます。

Oculus、Ringなどももちろん面白いですが、人の未来の生活体験を考えるのであればまずAndroid Wearを使ってみることをお勧めします。

宝石とウェアラブルテクノロジーの融合プロダクト | ものづくり情報サイト「i‐maker news(アイメーカーニュース)」

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